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2台のピアノで弾く魅力



1台のピアノを使って2人以上で同時に演奏することを連弾(れんだん)といいます。

では、2台のピアノを使って演奏することを何というかご存知ですか?

・・・正解は『ピアノ二重奏』です♪


2台のピアノ二重奏の歴史はとても古く、チェンバロからピアノに移行しはじめた18世紀に遡ります。その時代に活躍した作曲家モーツァルトにも「2台のピアノのためのソナタ」などの作品があります。


さて、そんな歴史あるピアノ二重奏ですが、今回はその魅力についてご紹介したいと思います。


1. 音の豊かさと広がりを表現することができる。

2台のピアノを使用することで、より豊かで広がりのある音響効果が得られます。それぞれのピアノで奏でる異なる音色が重なり合うことで音に迫力をもたらします。


2. 演奏者が個々の表現力と技術の発揮することができる。

2台のピアノそれぞれが別の楽譜を持つため、各演奏者は個々の表現力を存分に発揮することが可能になります。例えば1台のピアノはメロディーを、もう一方が伴奏を担当するなど、多彩な演奏技術を組み合わせることができます。


2台ピアノ連弾にはさまざまなレパートリーがあり、クラシック音楽から現代音楽、ジャズやポピュラー音楽など幅広く演奏されています。楽譜も数多くありますので、いつかチャレンジしてみるのも良いですね♪


サロンのピアノ
サロン・モーツァルト
2台のピアノ
ヴィヴァルディ

◇◆連弾クイズ◆◇


1台のピアノを二人で演奏することも『連弾』といいます。

ではこの場合、ペダル(右側のダンパーペダル)はたいてい、高音部・低音部どちらの人が踏むのでしょうか?


・・・正解は【低音部を弾く人が踏む】でした!(これは低音部を担当する人が音楽をリードする役割を持っているからという理由ですが、もちろん、高音部を担当する人が踏んでも構いません。)



ちなみに1台のピアノを

●4手(2人)で弾く場合・・・

高音部を弾く人はプリモ(primo)または1パート

低音部を弾く人はセコンド(secondo)または2パート


●6手(3人)で弾く場合・・・

高音部を弾く人は、プリモ(primo)または1パート

中音部を弾く人は、セコンド(secondo)または2パート

低音部をを弾く人は、テルツォ(terzo)または3パート


といいますよ♪

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