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音のふしぎ!『倍音』ってなぁに?


今回は、音の中にかくれている『倍音(ばいおん)』という不思議な世界についてお話しします。

先日加藤先生のレッスンを受けられた方は、「ピアノが上手な人が意識していることの一つ」として紹介されていたのでもうご存知ですね♪

 


🎵音ってひとつだけじゃない!?

ピアノの「ド」を弾いてみると、きれいな音が鳴りますよね。でも実は、その「ド」の中にはたくさんの音がまざっているのを知っていましたか?


例えば「ド」という音を鳴らすと、

・一番はっきり聞こえるのが「ド」→これを『基音』といいます。

・その上に小さな音で「ソ」「ミ」などがこっそり混じっているのです。


これらの混ざっている音を『倍音』といいます。

 


🎵倍音があると、音がリッチに!

もし倍音がなかったら、音は単なる電子音のように聞こえてしまいます。でも倍音があるお陰で、ピアノやバイオリン、声などいろんな音の個性が出てくるのです。


例えば、ピアノの「ド」とフルートの「ド」、声の「ド」も全部違う音に聞こえるのは、倍音の出方が違うからなのです♪


倍音があるからこそ、音に深みやあたたかさも感じられるのですね。

 

 

🎵倍音を聴いてみよう!

実は倍音は聞くこともできます。ピアノでこんな遊びをしてみましょう♪


1.まず、右手で高い「ド」の鍵盤にそっと手を置いて

2.次に、左手で低い「ド」をしっかり弾きます

3.よーく耳を澄ますと、右手の高い「ド」がふわっと鳴るのが分かるかも知れません。

 

これは低い「ド」に含まれている倍音が共鳴しているからなのです。

(ただし電子ピアノは倍音の再現まではされていません。。) 


これから演奏するときは是非、「この音にも、いろんな音が隠れているんだなぁ」と想像してみてください♪きっと感情豊かで素晴らしい演奏や表現ができるようになりますよ。





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