ピアノの正式名称は?
- y-primo
- 2024年5月30日
- 読了時間: 2分
ピアノという名前は短くてシンプルですが、元はとても長い名前でした。
その名も・・・
「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」。
うーん、長いですね(笑)
これはイタリア語で、日本語に訳すと「強弱がつけられるクラヴィチェンバロ」という意味になります。

クラヴィチェンバロとはピアノの祖先にあたる楽器で、最大の特徴が
「音の強弱をつけられない」ことだそうです。
そのため、当時作曲された曲にも強弱はつけられていません。
音の強弱がつけられない故に、繊細さの表現に制約はありますが、その華麗で力強い音色に今でも根強い人気があります。
例えば、ドラゴンクエスト3のお城で使用されている曲も、チェンバロが持つ個性が生かされているそうですよ♪

その後改良されるうちに名前も「ピアノフォルテ」などを経て現在の「ピアノ」になり、強弱なども含めて豊かな表現ができるようになったそうです。
ちなみに…
イタリア語では現在でも「ピアノ」は「ピアノフォルテ(Pianoforte)」といいます。単に「ピアノ」と言ってしまうと、”計画”という意味の名詞だったり、”平らな”という意味の形容詞になってしまいますので要注意です⚠️
ピアノの起源と歴史は深く、時代と共に進化してきました。国や文化の影響を受けながら少しずつ変わり、多くの著名な作曲家や演奏家が登場してきたのですが、そういった流れも非常に興味深いものがありますので、また折を見て紹介させていただきますね!
❀❀❀
余談ですが、もしミュージックドリーム音楽教室にある電子チェンバロの音色を「聞いてみたい!」という方がいらっしゃれば、お試しいただくことも可能です♪